IC800の改造

HPとあまり関係ないどきいてくれ・・>1よ.・あるひあきはばらにいったんです。そしたらIC800という無線機が売っていたんです・・・

買っちゃいました。IC800価格が12000円で80CH,AAM/FM/SSB装着でこの値段ならばいいかなあ?あんておもっちゃいました。ボタンの並び方からいってハムインターナショナルか、マジョール系のサイバネット基板だと思っていたのですが、中をあけてビックり! 

なんと、面実装部品がびっちりと乗っかっていて、高密度に仕上げられていたのです。

PLLが02A

回路構造や基板の番号のつけかた。また部品の配置などから、はサイバネット工業社関連で製作されたか、それをコピーしたかは間違いなさそうです。

そしてもうひとつサイバネットの音声アンプはTA7205APと決まっていたものですが、東芝さんのアナログICはことごとく製造中止になってしまったため、この機械では、今では、μPC1241Aが使われています。


IC−800の驚くべきところ

その1

シャーシーが電源のGNDと分離されていない。CB無線機のシャーシーはアマチュア無線機とちがって電源のーマイナスと共通されていないのが普通なのですが、この機械は、アマチュア無線機のように電源と接続されています。その結果プラスアースの車には使用できません。

その2

チャンネルの改造実はこの機械、見事な違法機なんですね。というのも普通は1chから40chまでを1組として、2階チャンネルは後から増設するってのが、普通だったのですが、この機械、水晶代金がもったいなかったのか?なんとチャンネルのロータリスイッチが2重になっており、1chから80chを分周比そのものを変更して作り出しているのです。 こりゃーなんとも豪勢な方法です。

その3

使われている02Aが02Aじゃない。

ー5khZができるのは元祖NPCのものだけで、他のPLLで別の役割になってしまっています。このIC-800でも02Aって型番ですが、4ピンをGNDしてもリファレンス周波数が変更できず290khZくらいズレるだけなのです。なぜこんなわけのわかんない周波数なんでしょうか?あげくに周波数ステップが10KHzではなく8KHzくらいになってしまいます。

その4

80chがワンセットなのですが、パターン上に水晶の増設パターンが存在しています。80CH×3=240chの無線機になります、もちろん水晶の増設が必要です。

←ここ、増設できるスペースがあるでしょ。

その5

GNDパターンが軟弱だぞ。

面実装部品(チップ部品)多用で、無線機に需要なGND(アース面)が貧弱。これは、無線業界に長いるわたしとしては、決して許せないもの。銅版を貼りたくなる。

 

 


IC-800には、図面がありませんので、一生懸命計算してPLL図をつくりました。

多分合っているとおもいます。この無線機のミソは20.105MHzの水晶を送信側と受信側で

2回使っているのが特徴ですわ・・・

IC800の分周比表 ←まちがえちゃったの直しました。


本機械には、ANLが装備されています。よくANLとNBをごっちゃにされている人がいますので、ここでちょっと説明をしておきます。

 

NB回路
 自動車などのパルス性の信号は27MHzだけには限らず20MHZから30MHzあたりまで一様に含まれています。そこで、受信には直接関係のない別の周波数(23MHz付近)受信する別の受信回路を装着し、ノイズが入ったときにのみ受信信号をミュートするという方法でノイズを除去する方式。したがって、ノイズ受信用の回路付近にスプリアスをバラまく局などがいると、NBが誤作動をします。そのためにON/OFFスイッチがあります。本機械ではNB用のパターンがあるのですが、なぜか実装されていません。

 

ANL回路

AM受信した信号のうち、特異な大きな波形が受信されると、大きな雑音として現われます。そこで、ある一定以上の大きさの信号が来た時に信号そのものを切り取るというのがANLの役割です。またANLの利かせ方の方法として、信号を圧縮して同じレベルにしてしまう方法や、信号そのものをカットする方法などが考えられます。 クルマから出るパルス状のノイズには効き目が少ないが、レベルそのものが変化してしまう、空中線系からくる雑音に効きます。

 


暫定公開(β版)いろいろ実験したのですが、この方法だとチャンネル構成がめちゃめちゃになることがわかりました。次の方法考えます。反省

IC800 -5KHZ改造

IC800には、02Aが使われていますが、4ピンを変更しただけでは、5KHz化しないのでで、外部に分周装置を設け、ここで基準周波数を1/2にしてPLL02Aにくわえてやるのです。IC800の基準信号は10.240MHzの周波数をトランジスタで発振させ、それを直接SSBの受信回路と、PLLのリファレンスに使用しています。回路の中の10.24MHzの信号gaPLL02Aに入る直前に74HC74で1/2の分周回路を入れて、PLL02Aに5.12MHzにして入力してやれば、02Aの内部で1/1024に分周され、リファレンスが5KHzになります。

 

いろいろ実験したのですが、この方法だとチャンネル構成がめちゃめちゃになることがわかりました。次の方法考えます。反省

 

注意にあるのが、74HC74ちょっとみっともないけど、左から入って右に抜けると、周波数が1/2になる回路

 

スイッチ周りの改造中

DIMM と、toneはいらない機能なので、パターン切ってー5KHZに割り当てた。

 

信号の取り出しあたり。画像左にあるのは、10kシフト回路。

 

つぎに、チャンネルからくるBCD配線をすべて右側にシフトさせます。つまり、いままでは、1・2・4・8・16.32に接続されていた配線を 2・4・8・16・32・というようにいつずつズラすのです。このことをビットシフトといいます。

 

△ノーマルの状態

 

 

 

△ビットシフト後の状態

最下位の1の位が、5KHzの単位になります。


 

これでー5KHzがつきますが、FCC規格の無線機は、間チャンネルがスキップされてしまいます。そこで、このスキップを解消するためにー10KHzスイッチもつけるといいとおもいます。

この回路は、チャンネルスイッチから出た信号がHならば、Lに変換。HならばHに変換をするものです。出力は2ピンとなっていますが、ビットシフト後の10KHz端子に接続をします。

 


 

 

 

 

 

 

 

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