SILVER-FOX UP20080715

 

 

 

今から約30年前の1976年当時まだ世の中は23chが筆頭していた次期に 非常に安価な46ch無線機が出回りました それがこれから紹介するSILVER FOXです。

 

実はこれら機械は XCB-7 という機械とほぼ同様なレイアウトをしており、XCB-7の金型と基板を流用し表面パネルのみを交換して作ったと思われるのです・このあたりをみると同様なものが何台もあるのがわかります

 

今回はCOMEXとSILVERFOXの2台をあけて比べてみましたのでごらんください

 

ことの起こりはヤフオクでした

オークションでのCB無線機はNASAとオーフナ人気でその他の機械は見向きもされていません。 そんな中。COMEXという機械がオクに出ていました。超不人気らしく1000円という落札価格なのに売れないんですね。

出品者様は 機械の後ろ面を撮影していたのですが、comexのシリアルナンバーが東海同じだったことに気がつきました。

 ??COMEXは東海ブランド??なん? と思い落札してみました。

 


そしてもう1台 SILVERFOXです

 こちらもレイアウトはほぼいっしょであることは見てわかりますね。

XCB-7が東海であることは判明しているんですが、SILVERFOXには製造番号シールがありません。これも東海だったんでしょうか?

 

 

まずなんとなくこの2台をあけて比べてみましたのでごらんください。

側面 ファイナルの部分の板金穴。この部分はまったく同じなので、筐体は同一であることは間違いない
後ろの面コネクタ部分などももおなじ

そっくりですね。まったく同じといってもいいかとおもいます。

この段階でXCB-7(東海)=COMEX=SILVERFOXということがわかりました。

 

 

左がCOMEX 右がSILVERFOX

2台を比べてみました

 

COMEXはグリーンレジスト SILVERFOXはレジストなしです。基板番号はSILVERFOXのほうが若く さらにはXCB-7との明確な記載があるので、XCB-7と共有されているものだと思われます。

2階水晶の配線など手直し部分の差異もしくは、放熱などの方法に若干の差があるのですが、基板レイアウトはほぼ同じです。NB回路の一部などに手直しが認められます

 


 

 

基板番号

W00001-2という刻印があるCOMEXの基板 SILVERFOXよりあとの時代に作られたのがわかる

基板番号

W00001-1 XCB-7

これって基板の流用は実はまずくないの?

変調トランス

大きさは同じ特性は同じだと思われるが巻き色が違う

変調トランス

当時の無線機の中では比較的大きな部類にある すくなくてもNASAよりはでかい

増設水晶

2階の増設水晶こちらはメイン基板に1階の水晶を利用て2階の水晶のみを基板化している

増設水晶

1階の水晶スペースから配線を伸ばして水晶を別基板に装着している

全体の様子基板の装着位置などはまったく同じことがわかる

水晶などの位置に違いが出る

 

2列になった親石

ファイナルは2SC1307

ただし純正ではないと思われる

スピーカー金具のしたにやはり2SC1307

こちらも純正ではないと思われる

 

       

 

 

 

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