SommerkampTS-664S

 

←おーっつ懐かしいTS664Sです。20年選手変調トランスはNASA以上でかいですわ


 

ユーザー様は受信をしていても電流が2A程度流れ、ファイナルのあたりが異常にあつくなるというものでした。

修理の前にまずスピーカーを外します。これを忘れるとスピーターの端子が引っ張られて折れるという2次被害に見舞われます。

 

電源を入れる前にまず内検です。

「はーい大丈夫ですよーすぐに直りますから」最初に見つかったのは、「ありゃ線が切れてる」なんだろこれ?

裏がわをみてみると裏つけ部品多数です。これを見ると

ずいぶんイジられていますね。まずこの回路を解析すると、回路を良く見ると変調をブワブワにするフローティング化のもののようです。ばっちい変調になるとよくないしここが発振しているのがわかりましたのでさっさと取り外します。

←さっそく取り外し、

ほーらキレイでしょ。これでファイナルに2Aもの電流が流れることがストップできまかした。ちなみに黄色の線はドライバへのコレクタへ、緑はファイナルのコレクタに接続

 

 


次送信してみるとパワーがフラフラとしますなぜなにでしょうか?ちょっとこれ見てください。

ファイナルのタンクコイルで。萌えてます。ちがった燃えてます。

これは先に取り外したドライバにブワブワトランジスタとなんらかの原因で結合し発振したか他に原因があります。今回はコイルを取り外して磨きました。

 

なんでこんなの燃えるかというと追っていくと 原因がわかりました

マイクコネクタを交換したときにTXーBライン切りっぱなしにしてしたためで、ここいつがショートしてバイアスがかかりっぱなしになってというのが原因のようです。

いったんフロンとパネルを外して配線を確認すると、ありゃコールスイッチの配線も切れてている。

マイクコネクタを4pに交換するために無理してひっぱったのでしょう。典型的なイジリ壊しですわ。

 

 

←マイクラインを絶縁処理しました。

 


 

配線はキレイにまとめなおしています。

↑どうでしょう?キレイにまとめました。

ゾンマの出力は10wと言われますが、実際は8w程度をマーク

 


なつかしいですゾンマカンプ 80年台のCB無線では 26.995MHz や27.045MHzなど特別なチャンネルが出られる特殊な無線機だったものです。あげくに異様なまでにでかい変調トランスは、押し込めば押し込むほどプラス変調になるというのも特徴でした。ただし出力のT型フィルタが甘く、パワーも出ますが、TVIも出やすいというもものでなかなかフルパワーで利用できません。 そこで登場するのがCB専用のローパスフィルタというものです。当時のCB局ではこのLPFをみーんなつけていました。

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