XCB-7の保存再生 |
2008/06/UP
すいません またやっちゃいました XCB-7がオクに出てたので思わず落札してしまいました。ジャンクってかかれていたのですが、まあ、そんなものはどうにでもなると思っていたんですよ。ところがこのXCB-7には恐ろしい事実が隠されていました。 |
我が家に到着したばかりで電源をいれたXCB-7君。電源を入れると、ちゃんと電球もつくし、音も出る。一見ちゃんと作動をしているように見えるし、PTTでパワーも出る。けど何かおかしい。ジャンクとして出品されていたのはなぜだろうか? |
到着後チェックしながらいろんなことに気がつきました。1−8chしか送受信せず周波数もおかしいです本来なら26.965MHzがでなきゃいけないのになぜか28MHzに近い所で電波がでます。 なんであろうか? と思って中をみたら おーまいがっつ!!
他の水晶がすべて抜かれており、さらには、2F水晶のための配線もブッツリと切られています。 たしかにジャンクですが部品も不足しているとは・・・・いやいいんですよ。 それでもさらに あげくに10MHZ台の小石が送信と受信が逆についています。 どうしたらこんなことになっちゃうんでしょうかねえ? |
これが唯一入っていた水晶38.100MHzと38.150MHzなんてかわいそうなことをするんでしょうか? 本来なら2Fの水晶です |
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1階の水晶のGND側を切ってダイオードスイッチ化しています。年老いた無線機にする仕打ちではありません |
つまりこの無線機。水晶シンセサイザを仕組みもしらず、水晶の組み合わせをかえて
周波数を変更していたものと推測されます。
さて 本来 XCB-7は23ch無線機であり、それを親石の増設により46CHに改造
されているものです。
いくら純正改造とはいえ46CHは不法無線機です・
本来HI-LOWの切り替えポジションは、
デルターチューンです。そこで、この無線機
本来の姿の23ch無線機に戻します。
デルタチューンと46はシールです。さっさと純正 オリジナルに戻ってもらうことにしましょう!!
まずは水晶をどこからから持ってこなくてはなりませんが、あえて作るのではなくCB用として作られた水晶をゲット予定です。
以下続く。
23ch無線機への修復 |
まあ当時お2階をつけられた無線機はそれなりに多かったのですがやはり純正の状態ではありません、
修復前です、。ダイオードスイッチの部分が増設されているのわかりますか? まずこいつを取り外します。 |
これがダイオードスイッチ の部分の追加配線部分 ラグ板に作られています。メーカー純正改造と思われるので取り外すのは忍びないのですが とりはずしましょう |
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同時に1階の部分の水晶のGND側が加工されていますので、元に戻します。これで37MHzの親石が23ch分だけ稼動することになります。 同時にバイアスをかけていた配線も外します
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1番気になっていたのがコレ テープ張りになっていた46の文字と、HI LOの文字、こいつをはがせば純正に戻ります。とくにLOW HIの下には デルタチューンという文字が出てきます
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ほらほやこれこれDELTA TUNEね 貼られてから20年は経過しているでしょう。シール剥がしを併用してみました |
修復中の様子 1階の水晶が2個しかなかったのでとりあえず2つ装着。 デルタチューンの回路も修復 多分製造されてから1回も使われなかったと思われる120pのコンデンサと10μHのコイルは基板上に生息していましたので、こちらに配線。デルタチューン復活です!! その他もみたのですが、送受信部については未改造だったのが唯一の救かもしれません |
そして 復活
こちらが今回かなり元気になられたXCB-7さんです。 デルタチューン復活 46CHへの無駄な回路をを取り外しまました。残念なことに水晶を探したのですが、1階分で2つしか入っていません。 誰か37.600MHz 37.700MHz 37.750MHz 37.800MHz 37.900MHzの水晶おもちではないですか? 水晶があれば全快っす。 ついでに前面を掃除してみました、いかがですか?23ch無線機のりりしい姿です。 この無線機メッキの部分がさびそうなので、シリカゲルとともに ビニール袋で保存することになりそうです。
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2008年5月
水晶いらないですか?
というありがたいお申し出をいただきました!!!!!!!
みてください。
この水晶
さっそく投入!!!!!!!!!!!!
完璧!!!!
23ch無線機にうまれながら販売 当時から不法無線機あつかいされてしまったいたXCB-7がここに23CH無線機として
30年程度を経過し
正規FCC無線機になりました。
うーんよかった・・・・