無線の約束

 

CB無線では無線の良い風習が残っていたものですが、正しい使い方を伝授する方々が減り、悪癖、誤用などがまかり通っています。もともとCBバンドは誰がどのように運用しても良いと思いますが、明らかな誤用やマナー違反は聞いていても聞き苦しいものです。特に27.300MHzSSBでは思わぬ遠距離に電波が飛ぶ面白い周波数でもあります。ほんの少しの注意スムーズな運用ができるはずです。これから27.300MHzに出ようとするかた、すでに運用されている方、ぜひ下記項目について十分検討して運用してください。他局とのトラブルは極力避けましょう。

 

誰が聞いているかわからない これは27.300MHzに限ったことではありませんが、SSBはAMにくらべると格段に遠距離と通信ができます。そのぶんより多くの局にワッチされる可能性があるということを常に考えなければなりません
ブレークタイムは必要なし AMでは当たり前のように行われれているブレークタイムはAMやFMのようにキャリアはありませんので、いつでもブレークインが可能ですですので必要ありません。
チャンネルチェックは必要なし チャンネルチェックもマナーのようになっていますが、実はチャンネルチェックで声を出すことは、既に行われている通信に混信を与える以外メリットはありません。電波を出す前に最低2分はワッチして、他の局が通信をしていないことを確認しましょう。チャンネルとお借りしますとかありがとうございましたなどの助長な通信も不要です。
周波数独占はご遠慮ください。 その昔23chしか無線機がなかったときは、27.295MHzは間チャンネルでしたが、40chの無線機の場合は39chになります。上下にAM局がいますので、周波数の移動ができません。長時間の独占運用は迷惑です。
ローカルルールを持ち込まない ローカル局を RCと略したり、、Eスポ交信の時に毎回、ハローシーキューデルタデンマークエックスレイなどは誤用。その地方やこのクラブ内でしか流通しないことば、知らない局が聞くこと滑稽に聞こえます。
クラブを作らない クラブ名の連呼などは、勢力誇示以外のなにものでもありません。せっかく自由にできる周波数なので、クラブ名など借りずに自分の力でオンエアしましょう。
馴れ合い通信は他の周波数で 知り合い局どうしのQSOではどうしても助長なQSOになりがちです。親しげな通信はふさわしくありません。またこのような交信中に新規な局とは声をかけにくいものです。
パワーは押さえましょう。 SSBは小パワーで遠距離と通信ができます。むりやりパワーを出すために信号が歪むと聞きにくくなりますし、聞きにくい信号では応答率も悪くなります。パワーで押すより耳で稼ぐ。これは無線の基本です。

*27MHzにおいて検挙にあう例の8割、9割は密告による検挙です。知らない間に憎まれ、ねたまれ。通報されるというのがパターンです。そして2つめは電波の質です。CBの3倍の高調波はちょうどFMラジオに入ります。電波を出すことが問題になる周波数ですので、電波の質については充分にご検討ください。特に粗悪なブースターアンプなどをつけると3倍5倍の高調波が出て検挙の可能性が高まります。電波の質についてはアマチュア無線以上に気をつけて運用してください。

*周波数を使い終わった後に「チャンネルオープン」という人がいますが、実はチャンネルオープンするというのは、”回線を接続する”つまり通信を開始するときに使用する言葉です。

通信を終了する場合は、チャンネルクローズが正解です。日本語の意味とは逆なので、注意しましょう。

*CBバンドは、国内のみならず外国とも良好に交信できてしまいます。言葉がわからないから無視するという態度ではいけません。相手は異国に地ではありますが、少なくても同好者には違いありません。

無視したりせず、じっとワッチしてください。理解しようとすれば、必ず理解できます。そして意思を伝えることができます。最初は1事しか理解できないかもしれません。それが2言 3言と増えることにより話せるようになります

 

 

 

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