The11m
いまからざっと30年ほど前、日本では不法CB 昔風のいい方をすれば 違法CB無線が流行していました。 CB無線にオンエアするにはそれほどお金はかかりませんでした。 |
23chの無線機の向う
1978年前後になると、全国○×連合という言い方が流行します。 ウチのクラブの本部は○×にあり、支部は▼と■にある。 そもそも11mは不法行為であるのはみんな知っているのかと思います。そんなところに一人で出て行くのはリスクが高いということを考えているのかもしれません。そんなのをなんとなく緩和したいというということから、クラブ化が進んでいるものだと思います。 今から20年ほどまえ、そのような話しが多くあり、クラブ間の抗争やクラブ同士の問題解決に では、あなたが 不法無線で検挙されたとしてもクラブが何とかしてくれるものでしょうか?こちらも期待することができません。万一貴方が電波法で検挙され その段階で「自分は○×」に所属している などと話そうものなら、全員の住所を教えるまでにはおうちには帰れませんよ。 |
JCF
東京ではJCFというクラブがありました 今のクラブはチャンネルを独占して利用することがほとんどですがJCFはCBバンドすべてを管理してくれていました CB無線のクラブであるととも 日本の合法CBをFCCと同じルールにするべく活動をしていました。 会員数は1000人を超え、会員禄などが発行されるほど大きなクラブだったのです 当時はチャンネルを固定するという概念はなく 1chで呼び出しが行われ あいているチャンネルへ誘導するという使い方が行われていました チャンネルを固定してしまうとどうしてもおれたちのチャンネルだ というようなイメージがついてしまいがちです。ところが 呼び出しチャンネルし以外はすべてサブチャンネルなため自分のチャンネルというのが存在しないのです 全員が同じ周波数を共有していることになります 全国何とか会というような恐ろしげな名前をつけるひともおらず非常に和気あいあいとした雰囲気であった のはいうまでもありません わたしもそのクラブに所属することができてJCFコールをもらいました |
名物オペレーター
アマチュア無線でもそうですがCB無線にはたくさんの付加装置が利用されていました。もっとも印象的なのは、エコー装置ではないでしょうか?
当時8トラテープを使ったエコーチェンバー が流行しました 最初は楽器用のものを改造したもので俗に山びこエコーと呼ばれていました いまでこそ、固定局でオンエアしてくる人など皆無なのですが、当時は20時台から局数が増え、自宅でゆっくりと無線を楽しむ人がたくさんいたのです。 |
漁業無線とCB無線
当時27Mhzは漁業無線がたくさん割り当てられていました 千葉県のある漁港に行くと みたことのある無線機がおかれていました それは紛れもないCB無線機で電源とセットになった FZ−1000というものです 木目パネルの渋めの無線機がなんと漁業無線バージョンが存在したのです 周波数こそわからなかったのですが CB無線機であることはまちがありません 外をみると白っぽいアンテナが建っていました そこでいろいろな文献をさぐっていくと 周波数が27Mhzの上のほうであることが分かったのです どうしてもその周波数に合わせてみたいと思っていたのですが当時のCB無線機は水晶シンセサイザー方式ある上にアキチャンネルポジションもありません 水晶をどこか差し替えるしかないわけです そこで21ch22ch23chの部分を漁業無線ように利用することにして 水晶を特注して作ってもらいました そこには、CB無線機とはまったく違う人達がたくさんオンエアしていました。27MHzで1Wの電力で海上伝播するので何十kmもQSOが可能でした。 |
抗争事件
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CQDX
これは東京の話 私がオンエアしはじめたじきには23ch無線機が多くありました 3chや6ch12chというような固定チャンネル式の無線機 も多く存在しみんなが多23chの無線機を利用したいと思っていました そんなときにデビューするのが46ch無線機です 23chの上のもう1セット水晶を積み。46ch化したものです。 ところが一部の無線機はなんと本来出られないはずのEchで送受信ができる無線機が存在するのです たとえばNASA46などが最初からEポジションで電波がでるのです じつはこのECHは部品組み立ての段階でジャンパー線の追加で改造が可能になっていることが多くありました 解放型の23chのチャンネルスイッチはそとからみるだけでスイッチの構造がまる分かりになったものです 当時Echに出られるのは非常に名誉なことだったのです |