改造できないCB無線機 |
2008/03/05うp
最近ちょっとしたことでCB無線装置の10m化を依頼されました。Pro538Wという機械と、PC66A
という無線機です。CB無線機を10mに移動するのはそれほど面倒ではなく、まあ、水晶1つの追加でいけると、思っていましたまず回路図を探しみてみたのですが、回路図の提供がありません。昔なら図面は必ずついていたのですが、今の無線機は図面がないんですね。、
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さて 仕方がないので、実物を見ることにしました10.240MHzの水晶が1つしかないので、ワンクリスタル式であることはすぐにわかったのですが、いったいどこに混合させているのかをしらべなくてはなりません 使われているPLLICTC9109BPデータをみてみるとおそろしいことがわかりました。
MB8733も同じらしい・・・
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PC66a uniden
通常のPLLならば1チャンネルから順番に N(分周)がきまり 1・2・3・4・・・・と進んでいくのですがTC9102はまったくのバラバラです。なんでだろう? よくよく内部図面をみてみるとチャンネルデコーダーを会してディバイダにつかがっています。 そうです 分周比設定ではなくチャンネル設定ビットで、OFFチャンネルは選択できないようになっているのです。 サイバネット社の採用していた02Aにあったような320KHzUPや640KHzUPなどという芸当ができず 1chから40chまでしかチャンネルが選べません
これがいわゆる不正改造防止のための措置と分かるまで時間はかかりませんでした。 では、PLLで作り出した周波数を直接いじったらどうなるんだろう? とおもって内部回路を改めてみると、局発である10.240MHzの水晶は受信のミックス信号として使われいるのでここを分岐すれば受信周波数は変化させられるようなのですが、問題は送信信号です。なんとICから必要周波数の1/2の周波数(16MHZ台)が5KHZステップで出力されており、これを2逓倍して27MHZを得ています。これじゃ外部にミキサーを設けても巨大なフィルタを用意しないと周波数が動かせないです。なるほど改造できないですよ、
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Pro538
こちらのICはPLL02AでおなじみのNPC(日本プレジジョンサーキッツ)のSM5124Aが使われています。さきのPC66あでいやーな気持ちになっているので回路を見るまえにICのデータを探したらすんなる発見!!3秒で改造不可がわかりました。こちらもTC9109と同じくチャンネル設定がコードROMをつかっており、チャンネル信号をROMでデコードしています。さらには、チャンネル表示(セグメントの信号)をチャンネルでータとしているのでLEDと配線が共用です。(あっちゃー)さらに回路構成を見てみる。
VCOが直接27MHZを発振しており、それを分周してリファレンスにしています。直接27MHzの電波を作られれちゃったら手も足も出ないですよ。なによりPDの分周比をいじろうとしてもICが直接27MHzを扱ってしまえば、ははいじれないですね。 |
いうわけでこの2台10mにすることが非常に難しい無線機になります