SLV-RS7 |
SONYのS-VHSデッキ SLV-RS7を修理してみました
すでに我が家は総ディジタル化、アナログメディアを駆逐したのですが、どうしてもS-VHSの再生が必要になりました、
わざわざ新品を購入するのいもしゃくだったので、オークションで探していたところ。
不動品で1000円でありましたので思わず落札です。そういえば私思えばビデオ屋だった時期もあるんですね。
今回修理するSONY SLV-RS7
1993年のVTRです。時はVHSのバブル期であり、各社が高級デッキを出していました。その中でのSONYの中級クラスデッキです。 ●高画質再生・録画 |
落札したのですが久しぶりのビデオデッキ。さてどうやって直してやるかと考えなければなりません。
なかを見ると、ローディングアームがめちゃくちゃ位置にいます。 これはメカの故障にちがいありません。そこで、まずメカを目視できるところまでバラすことにしました。
△まずこんな感じ。チューナーユニットかとおもったらここはビデオ関連の処理をする部分みたいですね。なんでこんなにねじがあるんでしょう
全部はずしますよ。
基板面(VI-119) S tunerユニット 取りハズし 1基板 3箇所 A 基板直止めタッピング Bシールド板かみこみ、タッピング C 電源基板に止まるネジ 後ろ面 RCAコネクタ4個所 タッピング チューナーユニットネジ
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基板面 1-648-039-12 CSチューナー 5箇所 基板直とめ タッピング 2ヶ所 シールド1ヶ所 シールドブリッジで2本使い 後ろ面 RCA 2本
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電源ユニット 中のタッピング 外のネジ
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同じメカを利用しているビデオデッキ(判明分)
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△裏側 上の基板を取り外してから下の基板をはずします。これで中が見えるはずですが・・・
△背面をあけて、基板です おぞましい大きさの基板がついています。初心者ならビビるでしょう。だって私もちょっとびびってます。めんどくさいですよねえ。こんなの。ねじというねじをはずして基板をはずします。
全部とりました
メカ部分の登場です!1さて、やっと作業ができるかと思ってメカの部分をよく見ると
あっー あっー
しまったぁ
こんなことがあるなんて・・・
ここまで来て気が付きました! 基板はずさなくても
上からカセットメカだけ取れるじゃん・・・・
メカはカセットコンパートメントをはずして、数箇所のねじで取れるでやんの・・・・・
△で取り外したメカ部です。裏をみましょうか
△裏側ですが一見きれいそうななのですが、一見を問題なさそうなのですが、カムギアをはずしてみると
△ギアが割れているのわかりますか?
△案の定ギア割れです ネットを見ると、このギアが割れてるのがたくさん報告されています。
こんだけ割れたらクレームでも出てもいいんではないでしょうか?
△早速、部品注文しました これが新品のギア色が違います!
写真をみて左の(上側)にあるのが ギアローディング(R)
割れちゃっているのはlギアローディング(L) 3-736-147-01です
△これもやっかい部品で、ギアが壊れたまんま 無理やり作動させると壊れちゃうのが
この部品 アーム・テンレギ・ドウサ 3-736-142-01
ギアの交換は軸をアルコールで拭いてからオイルアップします。
左右のギアローディングのかみ合わせです。ギアをよくみるとあわせマークがあります
写真ではあわせマークをマジックで塗ってみました
△ここの三角マークを合わせます
あわせたところがテープイジェクトのスタンバイ位置です。
△すべてのあわせマークがありますのでこちらも合わせマークにあわせます
カムギアにもあわせマークがあります。マジックで赤く塗ってみました。この丸から中を覗きこんで下にある、スライドギアの丸がぴったり合う場所が、スタンバイ位置です。
カムギアを戻すときに左側のローディングギアを軽くまわすとしっくりときます。
△組みあがった様子
△実は基板にもあわせマーク確認の中があります。さっきのローディングアームの合わせ位置の部分が見えるようにと、
カムギアとスライドギアの位置が確認できるように2箇所穴があいています。組みあがったらここを見て最終確認をしましょう。
オイルアップ
ビデオデッキには注油は不要とはなっていますが、ギアなどの部分には良質なオイルが必要です。私はモリグリスの万能タイプ(プラスチックOK)のものを使っています。 オイルアップの前に前についたオイルをきれいにふき取ります、同種のオイルは混ざっても大丈夫なのですが、異種のものは分離を起こすものがあります。 オイルだけあってふき取りだけではだめなのだアルコールなどできれいにしてください。 次に塗布したい面の両面にグリスをなるべく薄く塗ります。このときベタベタに塗りたい衝動に駆られるひとも多くいますが、実際にオイルが効いているのは摩擦面の極わずかなとこしかありません。 はみ出したも部分は機械を汚すだけなのでさっさとふき取ります。
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△くみ上げ完了 ヘッドも調子いいですね。
テープパスの調整も必要なかったのですが、気持ち悪いので調整しておきました。
完了です
2008-06-03